演奏中の脱力についての考察

こんにちは。安達です。

今日はピアノ演奏で一度は耳にする「脱力」について書いてみようと思います。

 

一言で脱力と言っても、どの部分をどのくらい力を抜くのかなんて感覚的であまり具体的ではありません。

また、「力を抜く」と伝えてしまうと演奏に必要な指を支える力までもなくなってしまい、芯のない音となってしまうことが考えられます。

ではどうしたらいいの?というところですが、力をぬくのではなくて力を入れないということだと私は思っています。

鍵盤に指を置き、両手で高低様々な音を弾き、それを足腰で支えている時点で筋肉のどこかしらに力は入っているのです。ですが、この動作に肩や首、腕(ボディビルダーさんのポーズでむきっとなるところ)や肘に「必要以上」の力は加えなくてもできることなのですよね。まずはそのことに気が付くことが必要ですが、どうしても方に肩を入れて腕を突っ張ってしまったり、強く押し込もうとするあまり肘で支えてしまうということが起こります。そうするとなにが起こるかというと、離れていてまったく関係がないようですが指や手首にはとてつもない力が加わってしまいます。人体は一枚の皮膚でつながっていて、筋肉もそれぞれ関係性をもった仕組みでできています。どこか一か所だけ「力を抜く」ということは大変難しく演奏上はあまり考えなくてよいことかと思います。

ブログの文字数もあり今日はここまでとなりますが、骨と筋肉の仕組みや下半身と上半身(背中)の関係性などまだまだ調べたいこと盛りだくさん。そのうちまた書いてみようと思います。